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鼻の病気
アレルギー性鼻炎
症状
くしゃみ・鼻水・鼻づまりが主な症状です。
また、のどの不快感や微熱があることも多く、アレルギー性結膜炎を併発している場合には目のかゆみも出現します。
治療
基本的には薬(内服薬・点鼻薬)を用いて症状を緩和することが治療の主眼になります。
アレルギーの内服薬にはどうしても眠気という副作用がありますが、新しい治療薬も出てきており、よく作用し、眠気が出にくい薬もございます。
スギやイネ科の植物などの花粉を抗原とするアレルギーの事を花粉症といいます。
採血検査によってご自身が感作している抗原を検査することができます。
季節前服薬といい、感作している花粉の季節が始まる前に薬を飲み始めていただく事で、そのシーズンを比較的楽に過ごしていただく事ができます。
また、特に鼻づまりはもっとも不快な症状であると言われております。当院ではレーザー治療によって鼻づまりの症状を改善する治療も可能です。
慢性副鼻腔炎
顔面骨にはもともと副鼻腔という空洞があります。なぜ空洞があるのかは諸説ありますが、主に軽量化するため、強くぶつかった際に脳への衝撃を吸収するためなどの考えが有力とされています。
その副鼻腔に膿がたまってしまうと慢性副鼻腔炎(蓄膿)になり、頬部の痛みや眼の周りの痛みとともに、ねばっこい鼻水が出てきます。
当院はCT装置を導入しておりますので、レントゲンだけでは分かりにくい軽度から中等症の慢性副鼻腔炎も早期に発見することができます。
特に上顎洞という副鼻腔の蓄膿は、多くの場合両側に発症します。レントゲン検査で片方だけの上顎洞に影がある場合にはまれに悪性腫瘍の場合がありますので、一側性の上顎洞陰影を認めた場合にはCT検査をご提案いたします。
治療
慢性副鼻腔炎は、2~3カ月マクロライド系という長期に内服できる抗生物質を内服していただくことで多くの場合改善されます。マクロライド少量長期療法によっても改善が見られない場合には手術可能な施設をご紹介して手術を受けていただくことになります。
マクロライド系抗生物質を内服し始めてしばらくすると、痛みや粘稠な鼻水はなくなってきますが、その時点で内服を中断すると多くの場合再発しますので、最初の時点できちんと診断して、2~3カ月は内服していただく必要があります。
なるべく通院の負担を軽くしていただきたいと思いますので、症状が安定してくれば、1回の診察時に1カ月分程度の薬を処方することは可能ですのでお気軽にご相談ください。
嗅覚障害
さまざまな原因によってにおいが分かりにくくなる事があります。
においが分からないと味覚障害もきたし、味が分かりにくくなります。
また、火災の場合には逃げるのが遅れたりすることもあるのではないかと言われています。
例えばアレルギー性鼻炎で鼻の粘膜がはれているだけでも、においの粒子が嗅神経まで到達せずににおいが分かりにくくなります。
当院ではさまざまな視点からその原因を診察させていただきます。
においが分からなくなってから治療を始める時間が短いほど治りやすいと言われていますが、神経に栄養を与えるためのビタミン剤、ステロイドの点鼻薬、漢方薬なども使用して改善していくことは少なくありません。